購入してはいけない「階」

マンションを購入したり、賃貸で部屋を借りるときに、「階数」は部屋を決める重要な要素となります。

1階が敬遠されるのはよくありがちですが、北海道では1階よりも「危険な階」があるんです。

そもそも1階ってダメなの?

賃貸の部屋探しを見ていると、2階以上を条件としている人は非常に多いです。

特に女性は防犯の問題で1階は避けたいと思いますし、北海道の場合、冬は底冷えして寒くなることから敬遠する人が多いです。

なので投資物件として区分マンションを購入するのであれば、素直にお客さんの声を聞いて1階は避けるべきだと思います。

ただ1階にも良いところはあります。

・エントランスからの距離が短いので出入りが楽
・火災等の災害時に逃げやすい。
・落下の心配がない

このようなことから、年配の方や小さい子供がいる家庭は1階を選んで購入することもあるようです。

またマンションによっては「専用庭」があるところもありますので、ガーデニングが好きな方はそれを目当てにすることもあります。

購入してはいけない階

購入してはいけない階・・・それは「2階」です。
といっても全ての2階がダメなわけではなく、下記の条件があてはまる「2階」は避けた方が無難です。

▲店舗の上の2階

店舗の内容にもよりますが、できれば1階が店舗となっているマンションで、その真上の部屋は避けた方が良いです。

飲食店でしたら匂いやゴキブリの心配がありますし、他の店舗でも人の出入りがあると音の問題も出てきます。

事務所等でしたら問題なさそうですが、テナントというのは、いつ、何に入れ替わるかわかりません。リスクを考えても真上の部屋は避けるべきです。

▲空間の上の2階(北海道限定)

ここでいう空間というのは、外部エントランスや駐車場のことです。
マンションによっては、建物の1階部分が駐車場になっているものがあり、その真上に部屋が位置していることがあります。

冬の北海道は最低気温がマイナス5~10℃になり、日中も0℃以下の日が続きます。
下が空洞になっている部屋は、常に床を厳しい冷気にさらされている状態になり、非常に寒くなります。床は冷たくて素足では歩けないほどです。
そうなると水道凍結のリスクも非常に高くなり、また結露によるカビの問題も出てくるでしょう。

以上のように2階でも避けた方が良いケースがありますので、購入する時は注意してみてください。

《まとめ》
・賃貸の部屋探しでは1階は避けられるので、投資物件としては1階は問題はやめたほうがよい。
・1階でも小さい子供や年配の方がいる家庭にはよいかも。
・2階の部屋には意外な落とし穴がある。まず下の状況をチェックしてみよう。