投資用のマンションを購入する場合、「賃貸中の部屋を購入してすぐに家賃収入を得る」か「空室を購入して賃貸募集をする」という選択肢があります。
賃貸中(オーナーチェンジ)の物件を購入する時のポイント
すぐに家賃を得られるのは最大のメリットです。空室ですと毎月の管理費・積立金が出ていくたびに精神的なダメージを受けます。もちろん投資をしていく中で、空室期間というのは避けられないものですが、慣れないうちは気が気ではないと思います。
ただ滞納の有無や、入居者の属性は事前に確認しておきましょう。例えば入居中の賃借人が大学4年生ですと次の春には退去の可能性が大です。
空室を購入する時のポイント
空室の場合は、当たり前のことですが購入してから賃借人が決まるまで家賃が入ってきませんが、実は悪い事ばかりではありません。
まず購入する時の内装状況がわかります。実際に見ることも可能ですが、現地に行けない場合は写真で見るだけでも十分です。
また賃貸中の物件に比べて、空室は安く購入できる可能性があります。
空室の場合、売主も弱気になっていることが多く、価格の交渉もしやすくなります。
仮に30万円安く購入できれば、30万円の家賃を得たことと同じことになるのです。
最初は賃貸中(オーナーチェンジ)物件から始める
結論をいいますと、やはり最初は「賃貸中(オーナーチェンジ)」の物件から始めるのが良いと思います。
空室も前述の通り悪くはないのですが、「賃貸募集を信頼してお願いできる不動産屋」がいることが前提です。
過去に取引をして、信頼関係のある不動産屋がいれば問題はありませんが、最初からそのような関係を構築することはできませんし、良い不動産屋を見極めるのは、経験のないうちは非常に困難です。
※ただしこれはワンルーム等の単身者向けの部屋に限ります。3LDK以上のファミリータイプは居住用としての需要があり、空室の方が高く売れる場合があります。
よってまずは賃貸中の物件を購入し、収入を得つつ不動産会社との関係を深め、流れをつかんだ方が良いでしょう。