賃貸の申し込みが入った時に気を付けること

大家をしていて最もうれしい瞬間が、空室だった部屋に賃貸の申し込みが入った時だと思います。しかし一度素行の悪い人間が入居してしまうと、空室の時よりもはるかに大きなストレスがあなたにかかってきます。

入居者名簿(申し込み用紙)には目を通す

賃貸の申し込みが入ると、不動産会社(管理会社)から大家へ連絡がきます。

その時に必ず入居者名簿(申し込み用紙)をFAXやメールで送ってもらって、自分でも確認するようにしましょう。

今はインターネットでいろいろな情報が出てきます。入居者名簿に記載されている名前や勤務先、電話番号等を検索エンジンで検索すると、意外な事実が出てきたりします。

もちろん不動産会社の方でも審査はしているでしょうが、会社によって適当な所もありますし、成約にならないと広告料収入が入りませんので、微妙な感じの客でも審査を通してしまうなんてこともあり得ます。

すべて不動産会社(管理会社)任せにするのではなく、自分でできることはやりましょう。

重要なのは保証人

本人の属性が重要であるのはもちろんですが、保証人もそれと同等か、むしろそれ以上に大事な存在です。

滞納になった場合、家賃が入ってこなくなれば収入が途絶えてしまいますが、それより厄介なのが、賃借人が死亡したり、逃げてしまった場合の跡片付けです。

賃借人がいなくなって、部屋の残置物はどうするの?となった時、保証人がいなければ大家が負担をして跡片付けしなければなりませんが、保証人がいれば保証人に片付けてもらえれば済みます。保証人は家賃を保証してもらうだけの存在ではないんです。

今は保証会社を使っているところが結構あるので、滞納のリスクはだいぶ緩和されていますが、それだけで安心せず保証会社とは別に保証人をとるようにしましょう。

保証人は親族で

保証人は極力「親族」になってもらうようにします。会社の同僚とか友人を保証人にする場合がありますが、途中で保証人をやめたいとか、連絡がつかなくなったとか、かなりの確率でトラブルになります。

また本人が死亡または逃亡した場合も、親族の方が「うちのものが大家に迷惑をかけた」という気持ちから、片付けなどのお願いもスムーズにいきますし、後にトラブルになる可能性も少ないです。

年収1,000万円の友人より、年収200万円の親族を選びましょう。

<まとめ>

・悪い入居者は空室よりも大きなストレスをあなたに与える

・保証人は家賃を保証してもらうだけの存在ではない。

・保証人はできれば親族で。収入よりも身内の絆が大事。