賃貸で部屋を貸す時、どの床材を使うか

「床」は人の体に直に触れる場所で、実は壁よりも大事だったりします。自分で使う部屋であれば好みのもので良いのですが、賃貸で貸す場合はどのようなものがよいのでしょうか。

主な床材の種類

マンションで使用する床材は、大きく3種類に分けられます。

【フローリング】
〇メリット
・見栄えが良い。部屋が引き締まって高級感がでます。手入れをして大事に使えば長持ちします。
・マンション用で防音効果に優れたものがある。

▲デメリット
・高額な費用。(カーペットやクッションフロアの3倍程度です)
・部分的な補修が難しい。一部分だけ張り替えようとしても、全面まではいかなくても、ある程度のまとまった範囲の張り替えが必要になります。

【クッションフロア】
〇メリット
・価格が安い。
・汚れに強い。(すぐに拭けば汚れはすぐに落ちます)
・部分的な補修や張り替えが簡単にできる。

▲デメリット
・デザインによっては安っぽく見える。
・マンションによっては防音対策や下地処理が必要となる。

【カーペット】
〇メリット
・冬暖かい。
・床でくつろげる。

▲デメリット
・汚れが落ちない。
・ダニなどが発生しやすい。

賃貸で貸すのにベストな床は?

賃貸として考えるのであれば、クッションフロアがベストだと思います。

フローリングはやはり費用の面がネックですね。あと補修が難しいので、退去の時によく揉めたりします。

カーペットは結構嫌われてます。(笑)マメに掃除機をかけなければなりませんし、入居者からしても「汚したら後から請求される・・・」というのもあるのでしょう。
ただ1階や下が駐車場の真上の部屋等(以前の記事参照)、床が非常に冷たくなる部屋については、カーペットの方が良い場合もあります。

クッションフロアは張り替えの費用も定額ですが、何より張った後の維持が楽です。(退去後はワックスをかければきれいになります)投資なのでできるだけ費用はかけたくないですからね。
またデザインについても、フローリングと見間違えるほどのものもありますし、非常に豊富ですので選ぶのも楽しいですよ。