区分マンション投資のメリット・デメリット

前回は札幌で不動産投資をするメリット・デメリットについて書きましたが、今回は「区分マンション」に投資をするメリット・デメリットについて説明します。

区分マンション投資のメリット

〇購入価格が安い

これは前の記事でも触れましたが、当然1棟のマンションやアパートよりも安く購入することができます。なので「とりあえず不動産投資をしてみたい」という方には敷居が低いです。

最初から多額の融資を受けることに抵抗がある方でも、少しずつ確実に資産を増やしていくことが可能なので副業に向いてます。

〇管理・修繕が専有部分(室内)に限られる

共用部分についてはマンションの管理会社や、そこから派遣されている管理人が管理しており、何か問題があればそちらで対応してもらえます。

大規模な修繕工事も、毎月積み立てをしている修繕積立金を使いますので、専有部分(室内)の内装や設備にのみに気を配ればよいので、不意な出費も最低限で抑えられ、今後の計画が立てやすいです。

〇冬のリスクが低い

北海道といえば、真っ先に思いつくのが雪と冬の寒さです。
札幌は冬の降雪量もそれなりなので、除雪や凍結について常に気を配らなければなりません。

区分マンションの場合、除雪は管理人や管理会社が手配した業者が行います。
また建物の構造がRCやSRCなので、ほとんどのマンションは凍結の心配がありません。

※ただし給湯器の位置が外壁側にある、2階だけど下が駐車場になっている部屋等、状況によっては凍結してしまう部屋もあります。

区分マンション投資のデメリット

▲事業としては向かない

仮に月額30万円の収入を得ようとした場合、単純計算で手取り家賃(管理費等の経費を引いた分)が30,000円のマンションが10戸必要となります。所得税等を考えると実質は12戸~15戸位必要です。

それを購入すると総額でおよそ5千万円以上はかかりますので、それだけの資金力があればキャッシュフローを考慮しても1棟ものの方が良いかもしれません。

▲帳簿上の管理が大変

建物自体の管理はメリットにも書いた通り、管理人やマンション管理会社に任せられる区分マンションの方が楽です。
しかし区分マンションの場合は、1戸1戸に管理費積立金や固定資産税がかかっており、その金額はそれぞれ違います。
数が少ないうちはよいのですが、多くなってくるとそれを把握するのが難しくなってきます。

以上から、区分マンションに投資するのは、

・副業としての投資を考えている

・不動産投資の入門として考えている

・急いではおらず、とにかく地道に、少しずつ増やしていきたい

といった方におすすめです。