札幌で不動産投資をするメリット・デメリット

人口が多く、2020年のオリンピック開催で勢いがある東京での投資が最適なのはみなさんも承知のことと思います。ですが地方都市である札幌で不動産投資をするのも捨てたものではありません。今回はそのメリットとデメリットについて書いてみます。

札幌で不動産投資をする「メリット」

〇価格が安い

いろいろ物件を見ている方はお分かりかと思いますが、東京の物件と比べて価格が安いです。同じような条件の建物でしたら3分の1から4分の1程度で購入できます。

安く購入できるのは何よりのメリットです。まず現金で購入しやすいので、ローンの金利の心配がありません。

区分マンションの場合、毎月の管理費・積立金や固定資産税等がランニングコストとしてかかってきます。それに加えて金利が加わってくれば、賃貸中であれば良いのですが、いざ空室になるとお金の面ではもちろんですが精神的にも大きな負担となってきます。

特に投資を始めたばかりで慣れていないうちは、イライラしてしまうので、最初は現金で始めるのがよいでしょう。

〇札幌への旅費を経費にできる

札幌で不動産投資をする方のほとんどは、道外(特に関東圏)の方です。(道外:道内の割合は、体感ですが8~9:1くらいです)

札幌に物件を持っている方は、安いから買った・・・というのもありますが、北海道が好きで買ったということが多いです。

1年に1度以上北海道へ行っているという方も多いので、その時の旅費を経費にして旅行を楽しんでみてはいかがでしょうか。

〇札幌の今後の可能性

まず2030年度末に北海道新幹線が札幌まで延伸となります。正直いいますと、これが経済的にどこまで影響するかわかりません(笑)現に飛行機の方が便利で運賃も安いです。メリットというよりは期待ですね。

また札幌市は札幌市の冬季オリンピック・パラリンピックの招致へ向けて動いていうようです。これも不確定な要素なのでメリットとはいえませんが、そのような活動をして札幌をPRすることは良いことだと思います。

札幌で不動産投資をする「デメリット」

▲賃貸の動きが鈍い
東京と比べて(もちろん東京も場所によりますが)一度空室になると、次に賃貸が決まるまで結構苦戦します。
特にワンルームマンション等の単身者向けは供給過剰気味で、対策をしないと1年以上空いてしまう・・・ということもありえます。

また東京に比べて、不動産会社または管理会社のフットワークが重い・・・という指摘も受けます(もちろん個人差はあります)。それにまたの機会に触れたいと思います。

▲冬にリスクがある
北海道というと雪のイメージが強いと思いますが、そのとおりしっかり雪が降ります。除雪が必要となり、当然費用もかかります。(区分マンションはその分が管理費に含まれています)

また雪もそうですが気温も低く、建物によっては水道管や給湯機が凍結します。そうなってしまうと当然費用がかかってしまい、予定外の負担となります。(解氷作業は2~3万円、給湯器の交換で約10万円)

いかがでしたでしょうか?良いところもあれば悪いところもありますが、札幌で不動産投資を始める第1歩として、頭の片隅に入れていただければ幸いです。